西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)の概要は?犯人谷口誠一の生い立ちと現在も

楽しいはずのゴールデンウィークは悪夢となり、人々の心に大きな傷を作ったのでした。

【ネオ麦茶】谷口誠一の生い立ち

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まだあどけなさが残る少年は、なぜ無差別に傷つけてしまったのでしょうか?少年犯罪で取り上げられるのが家庭環境です。彼の過ごしてきた背景についてみていきます。

1983年佐賀に誕生、特に問題の無い幼少期を過ごす

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ごく一般的な中流家庭の長男として誕生しています。父親は積極的に育児に参加するイクメンだったようです。負けん気が強く、賢ければ優位に立てると思ったため勉強は必死に頑張ったようです。

おかげで成績は常にトップクラスであり、ひと役置かれた存在でありました。そのため両親は、心配事もなく成長を見届けています。

中学生時代から次第に暴力的に

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勉学に打ち込み、外部との関りは薄かったようでした。それがクラスメイトの中では異常にみえたのでしょうか。からかいのターゲットとなっていきます。

そのストレスからか、家庭内では乱暴的な言動が目立つようになり、母親と妹に対して対処のしようのない感情をぶつけています。このときから弱い者に対して矛先を向ける傾向にあったようです。

高校を9日で中退

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からかいの延長で、階段からジャンプした際に大けがを負ってしまい入院を余儀なくされました。受験の大事なシーズンであったため、病室でテストを受けています。

賢いことが自慢でありましたが一番最初の挫折を味わいます。自分の学力のワンランク落とした学校に通うことになったのです。

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気に入らず不満が募っていき、次第に休みがちとなりました。休むことで授業内容が分からなくなり、また欠席をするという負のスパイラルに陥り、結局自主退学を選択します。

高校を中退したとはいえ、なぜ彼は凶行に至ってしまったのでしょうか?

【ネオ麦茶】谷口誠一はネットの世界に入り浸る毎日に

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急速に発展を遂げたコンピューターネットワークでは、家にいながら買い物ができたり調べもの、交流など外へ行かなくても叶えられています。そんな世界に彼ははまってしまいました。

現代ではなくてはならない重要なものでもあり、今後も進歩をしていくことでしょう。便利な反面、顔の見えないやりとりでの問題も起こっています。身近に潜むトラブルについて解明していきます。

「キャットキラー」の名前でネットを荒らす日々

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身分の証明も確認も必要なく手軽に不特定多数の人と交流ができる2ちゃんねるに、はまり寝ること食べることという人間らしい生活の工程を忘れてしまうほど没頭します。

荒れていた性格をそのまま文字に書き出し乱暴な言葉を綴っては、他のネット民とのバトルを繰り広げました。あるとき書きこみ1000番を誰が取るか競争しようというアイデアを出し、スタートします。

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999番まで彼が綴っていました。どうせ僕が取るんだと思っていた矢先、他の人に奪われてしまうのです。暴力的な言葉を書くと当時に、アカウント名を変えると宣言しキャットキラーである書きこみは卒業しています。

次の名をネオ麦茶として再出発をしますが案の定、乱暴なやり取りは続き荒れた感情をあらわにしていました。

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