伊勢崎市同居女性餓死事件とは?事件のその後と犯人の金井幸夫の生い立ちも

近隣に住む人々が、姉の泣き叫ぶ声を頻繁に聞いています。彼女と幸夫の2人しかいない時に聞こえていたようです。密室で起こっていることですので定かでありませんが、痛いといった訴えや、死を連想させるような言葉が漏れてきたようです。

父親には聴覚障害があったため、悲痛な叫び声が聞こえていなかったかもしれません。現代のように虐待が広く認知されていて、ホットラインが気軽に掛けられる時代であったならば、変わっていたことでしょう。

金井幸夫の姉は幸夫の友人たちにも犯されていた

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徐々にエスカレートしていったとされます。2人のときにしか聞こえなかった叫びは、次第に男友達が上がりこんでいる際にも聞こえてきたといいます。

カーテンを閉じなかった部屋は外から丸見えであり、寝転がらされた姉と周りを囲むようにして下半身をあらわにした姿があったといいます。

事が無事に終わるまで家は施錠されており、働いていない両親は外に出されていたようです。中で行われている悍ましい行為を知りながらも、叱咤もせず、やめさせようともしないのでした。

どのような思いで待っていたのでしょう?彼らが行った無視は育児放棄ともいえるでしょう。親でありながら、無関心な態度は許されるものではありません。

金井幸夫は「姉ちゃんの体で払う」と金を借りまくった

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貧しい生活だったにもかかわらず、勤めようともしないため知人を頼ってお金を借りまくりました。当然返せませんので、支配していた姉の体で支払うと誰かれ構わず引き入れています。

対応は、王様と奴隷のようなものでした。その間、両親は外に出されており認知していたけれども、男の暴力に支配されるがままで、どうにも助けの手を出すことはできなかったのです。

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返済するための道具として扱われていた彼女は、体も心もボロボロでした。何度も妊娠中絶を繰り返していたとされます。生きたままズタズタにナイフで刺されているかのような時間だったことでしょう。

金井幸夫の姉は精神を患い入院した

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毎日のように不特定の感情のない男を相手にし、なかばレイプのようなものでしたので精神を病んでしまいました。

入院をし適切な治療を受けましたが、思った以上に心の傷が深く刻まれており健常な以前には戻ることはありませんでした。障害者手帳が交付されたことで一家の収入源になっています。

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本人のために給付されるものでありますが、いい金づるができたとしか思っていなかったことでしょう。同じ血を分けた家族とは思えない冷酷な心を持った人物の集まりであったのです。

金井幸夫は数々の女性を家に連れ込んでいた

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事もあろうことか多数の被害者がいたことが判明しています。言葉巧みに近づき支配をしています。家出同然の少女らを見つけては、ターゲットにしています。

自分の不安定な感情を服従させることで保っていたのでしょうか。

金井幸夫は2度の離婚、家出同然の女性がいることもあった

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実は2度の結婚歴があります。20歳という若さで最初の籍を入れており4年間の夫婦にピリオドを打っています。まもなく再婚し、それぞれの妻との間に女・男児共に恵まれています。

離別理由は家庭内暴力でした。女の子は引き取って育てていますが、健全な養育をしていないことが明らかです。他にも5、6人ほど見ず知らずの女性を家に招き入れて置いていたようです。

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ターゲットを見定めては同棲をしていることから、被害者となる女性にしてみると彼は魅力的な部分を持っていたのでしょうか。自分よりも年下を狙っているため見抜けなかったのかもしれません。

そして三根子が一番最後の服従相手となったのです。今は、出所をして日本のどこかで暮らしていることでしょう。改心して同じような過ちをしていないことを祈るばかりです。

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金井幸夫の同居女性らは人としての扱いを受けていなかった

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女性は今回の騒動と同様で、家族から歓迎されておらず虐げられた生活で、食事を満足に与えられていません。生傷も絶えずついていたとされます。

唯一、父親だけが近所の食料品店に足を運び、嫁が来たら何か食わせてやってほしいと金を置いていくことがあったようです。陰で配慮をした彼は、一家の中では一番まともともいえるでしょう。

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ただ、早くに警察へ通報する勇気を持ってくれていたなら、被害者は少なく済んだかもしれませんし、命を奪われることもなかったでしょう。異質な空間は、人間らしい道徳心さえも失っていくのです。

脱出した彼女たちが、傷を負ってしまうことになりましたが今は健康に明るい毎日を過ごしていることを願うものです。

伊勢崎市同居女性餓死事件の類似事件の紹介

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悍ましい出来事は、今回だけでなく同じ日本で起きていました。悲しく目を背けたくなる騒動でありますが生きたくても叶わなかった無念の命が存在しています。似たような事件についてご紹介します。

虐待が背景の事件・永山則夫連続射殺事件

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連続ピストル射殺を起こした死刑囚であり、当時19歳でした。家庭環境は両親によるネグレクトによって劣悪でした。父の失業や母の家出で生活は成り立たず、困窮していました。

心が荒んでいた一家は、本来助け合って暮らしていかねばいけないであろう兄弟姉妹ですが虐待という間違った習慣を会得してしまい、家庭の中は壮絶だったようです。

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今回の一連のように、目では現場を見ていても心が歪んでおり生活するだけでも精いっぱいな毎日で、他の騒動を気にする余裕などなかったのかもしれません。

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