本庄保険金殺人事件とは?愛人を利用した保険金殺人の概要と八木茂の現在

病気や怪我などでも契約によっては金額が支払われることもあります。そこに目をつけた行為に保険詐欺もはいるのです。

保険詐欺はバレやすい

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では、保険金詐欺についてはどのようなものがあるのでしょう。具体的に例をあげると、病気でもないのに入院して、入院代を保険会社に請求したりする事も多いようです。

もう一つは死亡したように見せかけて死亡保険金を受け取るとう悪質なものも存在します。

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失踪については、高確率でばれる可能性が高いことが分かりました。それは、病院の医師は診察が必要で、偽りのある診断を下すと法に触れるからです。

入院に関しては病院側もしっかり診断するので必要のない人に入院はさせません。また、悪質な医師や病院も仲間に取り入れて行われた場合、保険会社側でリストを作成していて調査が入る可能性もあります。

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どうしても困窮してしまい、失踪したように見せかけた場合、保険会社は90%調査に出向くようです。人を一人かくまうのは、今のなんでも揃っている世の中だからこそ大変です。

どこに行っても足がつくのです。だいたいは狂言であり、本人が発見されます。ちなみに保険会社ではなく、別途他の調査会社に委託するようです。

保険金殺人は発覚しないこともある

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少し事情が変わり、本当に死亡が確認取れる保険金殺人の場合、実は意外に表に出てこないのがこの事件の闇の深さでもあります。死亡した時はどんな状況であれ、警察か医師が立ち会います。

病院と警察からの書類に不備がなければ保険会社は疑惑があったとしても払うしかないのです。保険会社から、病院や警察に連絡することはしません。

お客様であり、証拠となる書類が出た時点で事件性がないものと処理されるからです。保険金殺人の本当の闇は、何回か繰り返さないと疑われないという恐ろしい所にあります。

保険金殺人とは再犯を繰り返して判明する事件

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今、世の中に出回っている多くの保険金殺人の経緯を辿ると、一回目は何も疑いがなく処理されていることの多さに驚きます。しかしながら、年間に何万人も死亡者が出ているのも確かな事実です。

よほどの不審点がない限り日本の警察は調べないのです。そして、大きな問題でもあるのが楽をして手に入れたお金の魅力に魅入られた時です。

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人の命とお金を天秤で量ることは、許されることではありません。再犯を繰り返し、重い十字架を背負うのは、事件として明るみに出ていなくても同じ罪の重さなのです。

また、有名な事件に久留米で起きた事件もあります。興味がある方はぜひご覧ください。

生命保険が支払れない場合と日本の生命保険

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厳密に生命保険と言ってもたくさんの種類があります。事件の概要をお伝えする上でも、本来はどうして保険医入る必要があるのかしっかりとした知識も必要です。

金額に目がくらみ犯行に及ぶためにかけるものではありません。1つ気になるのはどんな時に保険金の支払いは適用されないかでしょう。

保険金目当ての自殺

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適応されない1つ目の例として、保険金目当ての自殺が当てはまります。こういった場合に、焦点として見られるのは世帯の収入に対し、見合わない不自然な金額の保険に複数入っていないかが調査に入ります。

月々の保険料の支払いの目安としては収入の6%前後と言われています。

告知義務違反

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2つ目は告知義務違反をしていたことがわかった時です。故意でなくても起こることもあります。保険会社に保険を加入する時は現在の健康状態を告知する義務があります。

しかし、病気を抱えながらもそれを隠し、病気を理由に自殺をした場合などは因果関係があるとして支払われないケースも少なくありません。

生命保険のコマーシャルなどで、病気にかかった人でも、特定の条件を満たせば保険に入れると説明しています。生命保険は、このような加入時の制約を設けることで成り立つのです。

犯罪行為をしていた場合

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3つ目は犯罪行為をしている場合です。まれに違法薬物に手を出している場合には、自殺願望が見られることもあります。

また、犯した罪の重さに耐えきれずに違法薬物に手をだすことも少なくありません。たとえ免責期間を経過していても支払われないケースもあることを頭にいれておきましょう。

アメリカと日本の生命保険額の違い

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生命保険の金額は日本だけが際立って高額なのでしょうか。それゆえに、このような犯罪がでてきてしまうのであれば、制度自体の見直しも必要なのか考えなくてはなりません。

しかし、アメリカと比較した時には日本の生命保険の金額は比較的安価な値段となります。この違いの意味を示すのはどこにあるのでしょうか。

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1つ大きく関わるのは国の制度の違いです。日本には保険に加入するのが義務となり、最高でも3割負担で残りは国が負担する制度を取り入れています。

しかし、アメリカの場合は国がそのような施策に取り組んでいないため、任意で自分の保険会社を探すことになります。

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入っていなければ10割負担でとてつもない金額になることから、日本の生命保険業界よりもアメリカのほうが需要としては大きいのが現状です。

「安心」のために入る日本と「必然」となるアメリカでは、保険に加入する意図も変わってくるのかもしれません。このことから、他の国でも保険金殺人は起こります。

日本だけの特有な犯罪ではないということ、人間である以上はお金に狂わされる人生を送る人も、少なからずいるというのが現実です。

本庄保険金殺人事件は人の心を弄び殺害する卑劣な事件

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今回は本庄市で起きた、保険金殺人について迫ってきました。お金にまつわるだけではなく複雑に絡んだ、男と女の事情もあり、人間の嫌な部分が表に出ている事件です。

そもそも、なぜ保険金をかけるのか一度考えてみるきっかけにもなるでしょう。私達が向き合わなければならないのは、お金と命は引き換えにはならないことです。

起きてしまった殺人事件、未だ、明らかになっていない部分が多いのが現状です。新たな証拠で何が変わるのか、今後の八木の行動に目をそらすことなく、彼の行く末を見守っていきましょう。

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