連続殺人犯ゲイリー・リッジウェイの生い立ちや異常な心理【グリーンリバー事件】

ゲイリー・リッジウェイは失読症の症状もあったと言われています。そして平均的なIQの値が100~120程と言われているのに対し、知能が80ほどしかなかったと言われており勉強などいろいろな事が苦手でした。

勉強が苦手だったり、言いたいことをはっきり言えない内気なゲイリー・リッジウェイに対し母親は厳しく叱りつけており親戚は母親の強すぎる性格によく苦言を呈し喧嘩になったこともあったそうです。

生い立ちを見ていく限りでは、母親が少し厳しい感じであったこと以外に関して虐待を受けていた様子もないため、彼の生い立ちに大きな問題があるようには感じられません。

しかし、厳しく威圧的な母の教育が、母親からの愛情を感じることができず女性に対して優しい母親の母性を求める気持ちがあったのではと言われています。

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そして犯罪に関して売春婦や家出人を主なターゲットにしたのは、自分の体をお金に変えるような人間や、居場所がない人間は簡単についてくるし自分はそういう人間が嫌いだと語っていたこともあったそうで売春婦に対する憎悪もあったとされます。

女性に拒絶されて殺人に至ったゲイリー・リッジウェイ

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一番最初に犠牲になってしまった女性は、まだ未成年の売春をしていた女性です。ゲイリー・リッジウェイと女性は楽しい時間を過ごし彼の家に共にやってきた売春婦ですがお金で買った関係であるため時間になると売春婦は帰宅の為終わりを告げます。

帰り支度をする少女にゲイリー・リッジウェイは自分を受け入れてくれるかもと考え勇気を出し「まだ一緒にいたい」と話し女ますが、少女は拒否をして家を出ようとしますがこの時「見下された」「自分は女よりも下」という感情がゲイリー・リッジウェイの中に沸き上がり女性の首を絞めて殺害してしまいます。

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売春婦の女性はまだ16歳と若く、見下されたと感じたことから彼は凶悪な殺人鬼へと変貌を遂げることになりますが、狙うのは女性自身が後ろめたい行動をしている人物ばかりでした。

家出をしていれば行方不明になってもさほど大きな問題とならず、また売春婦に関しては万が一殺害に失敗しても女性が自分の行動を恥じて警察に届け出ないだろうという考えがあったのではとされています。

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実際に、彼から間一髪逃げられた女性がいましたが彼女は売春をしていたことに後ろめたさがあり警察への通報はしていなかったと言われています。IQが低い方でしたがこのような観点では洞察力が優れていたのでしょう。

女性は自分を見下していると感じてしまったことから、いつも怒ってばかりの厳しい母を持ち女性に対して言いたいことを言えない環境だった生い立ちが走馬灯のようによみがえり、女性から拒絶されたというたったこれだけの理由で罪を犯してしまったことは、彼の生い立ちが少し影響しているのでしょう。

ゲイリー・リッジウェイ逮捕までの道のり!テッド・バンディが捜査協力

この事件はFBI等が捜査に乗り出しても約18年間犯人のゲイリー・リッジウェイを突き止めることが出来なかった事件になります。では、最初の事件から18年後になって逮捕されることになった道のりや、捜査に協力した人物について見ていきます。

グリーンリバー事件の特別捜査班が組まれるもなかなか捕まらず

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この連続殺人事件に関しては、次々と遺体が見つかったことにより大がかりな組織が設置されることになり1500万ドルを超えたと言われた捜査費用ですが、犯人はなかなか捕まえることが出来ませんでした。

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