樋田淳也の生い立ちと現在は?富田林署脱走の背景と自転車逃走劇の全貌を紹介

実家近辺まで逃走してきた樋田淳也は近くの神社で金銭調達のために賽銭荒らしをします。しかしそれでは到底足りないと思ったのかその日のうちに第2の行動に移り、黒いミニバイクを盗みます。その後、このミニバイクと似た黒いバイクで活動するひったくり犯が現れ始めます。

ひったくりを繰り返しながら北上

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翌日8月13日の深夜から15日にかけて、4件のひったくり被害が出ます。この犯行は当然日銭を稼ぐためによるものが大きいのでしょうが、樋田淳也は財布と共に得られたスマートフォンなどを使い捜査かく乱のための細工を施しだします。

軽トラックにひったくった携帯電話を隠し捜査を攪乱させた

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最近のスマートフォンにはGPS機能がほとんどの機種に搭載されており、さらに紛失対策としてパソコンやiPad等の別媒体でスマートフォンを探す事も出来るためひったくりで得たスマートフォンをそのまま保持していれば逮捕のリスクは格段に跳ね上がるでしょう。しかし、樋田淳也はそれを巧く利用し、見事警察の眼を欺きました。

樋田淳也はなんと大阪市内の適当な軽トラックの荷台にスマートフォンを隠しました。警察がGPS機能を辿りその軽トラックまで行くと全く関係の無い軽トラックの所持者とスマートフォンがあるわけです。この作戦により逃走経路がかく乱され捜査が難航します。

逃走からすぐ次々とひったくり事件が発生するが見つからず

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このようにかなり派手に動き回ったにも関わらず、警察は樋田淳也を捉えられませんでした。樋田淳也の見事な作戦勝ちで敵ながら天晴れと思いもしますが市民の不安を思えば様々な対応が後手、遅すぎると言わざるを得ない状況でした。ここからさらに捜索は難航していきます。

樋田淳也はロードレーサーを盗難し日本一周旅行を計画

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樋田淳也は逃げ続けるために次なる一手に出ます。その一手はとても逃走中の犯罪者が思いつくとは思えないような奇抜で大胆な作戦でした。ちなみにここに乗せている写真の自転車は樋田淳也が盗んだものと同タイプの自転車です。自転車乗りの間では有名で初心者におススメのようです。

日本一周チャリダーに擬態

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樋田淳也の次なる作戦は、自転車で日本一周をする人たち…いわゆる日本一周チャリダーになることでした。何故!?と驚きますが、昼間うろついていても路上生活をしていても怪しまれず優しい方からの支援や融資を受けやすいという点で実に合理的と言えるでしょう。

そしてさらに驚きなのは樋田淳也はSNSに自らの顔を出した写真を掲載。堂々と日本一周中であること、支援して欲しいということを書き込んでいたのです。雰囲気がかなり異なることもありますがまさか逃亡犯・樋田淳也がSNS等に顔出し写真を載せないだろうという先入観もあり見事一時行方をくらまします。

樋田淳也は日本一周を始めてから顔の印象が激変

https://twitter.com/alba_toratora/status/1046302970738925569

驚きなのが、チャリダーになってからの樋田淳也の変わりようです。陰気そうで細くひょろっとしていそうな雰囲気の写真から一転、坊主頭で健康的に日焼けをして犯罪者とは思えないまぶしい笑顔。如何にもスポーツが好きそうな明るい青年といった雰囲気です。

樋田淳也は逃走中、堂々と写真撮影にまで応じていた

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旅人などの変わった人物にあったりするとその人物と記念写真を撮ってSNSに乗せたくなるのが昨今の人間の特性と言えるでしょう。樋田淳也も例に漏れずその人間の特性に晒されます。しかし、樋田淳也は決して彼らとの写真撮影を断らなかったといいます。

ですがここでもし写真撮影や過剰に人との接触を拒んでいれば逆に怪しいというものです。このように人当たりよく接したからこそ、はて?と思われてしまった際にも「他人の空似」「似てると言われてまいる」などと言った言葉をすんなり受け入れてもらえていたのかもしれません。

樋田淳也は道中親切にしてくれた人たちにお礼の手紙を渡す

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樋田淳也は寝泊まりさせてもらった道の駅の職員宛に手紙を書いていたそうです。それが上の写真なのですが、文章はまともですし、字も独特な癖がありますがかなり綺麗です。泊めてもらったお礼にと草むしりまでしていたようで、とても犯罪者とは思えません。従業員の方々が気付かなかったのも無理はないです。

樋田淳也の手紙には施設を良くするアドバイスまで

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さらにその手紙の中にはチャリダー視点で施設をさらにより良く発展させるためのアドバイスも書かれておりました。その内容はチャリダーが利用しやすいような簡易宿泊所を近くに作ることで道の駅を活性化させるというかなり具体的で有用そうな現実味のあるアドバイスでした。

しっかりと施設の現状や周りを見て、案じて、考えていないと出てこないような内容のアドバイスです。逃走生活とはいえそれなりに樋田淳也は楽しかったのではないかと思えます。樋田淳也にとってこの経験が更生に大きな影響を与えていくのではないでしょうか。

樋田淳也は逃走中に万引きで捕まり遂に逮捕!

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チャリダーとして逃走生活をしていた樋田淳也ですが、ついに身柄を確保されます。そのきっかけは食事を確保するための万引きでした。樋田淳也の逮捕された場所や状況をここでは詳しく説明していきます。

樋田淳也は万引きをして逮捕

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現場となった場所は大阪からかなり離れた本州の端、山口県にある道の駅「ソレーネ周南」でした。樋田淳也はそこで餅やトンカツ等の食品を万引きしようとして巡回していた私服警察官に声をかけられ窃盗罪で逮捕されました。

このときの樋田淳也の所持金はわずか280円だったそうです。目も真っ赤に充血していました。これはビタミンB群が欠乏している際に起こる症状でかなりの空腹、栄養失調状態だったと考えられます。

樋田淳也は逮捕時にウサギの入れ墨を手で隠した

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万引きの容疑で事務所に連行した際に暴れたことで道の駅の従業員たちは警察を呼びました。この時はまだ道の駅従業員も駆け付けた警察も指名手配中の樋田淳也だとは気付いていなかったようです。

しかし、警察が到着したとたん樋田淳也が不自然な行動をとりだしたようです。なんと刺青の入ったふくらはぎを手で隠しだしたのです。この時、刺青の絵柄や位置の情報は公開されていたためこの行動を不自然に思った警察がふくらはぎをチェックすると、同じ刺青が入っていたため図らずして樋田淳也は逮捕されました。
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