一方、中型から大型の青物を狙う場合は、針も中~大サイズのものがおすすめです。また、中型~大型の青物は、岸からある程度離れた場所にいることが多いです。そのため、遠投しやすいように少し重さのある20gほどのメタルジグを使うのがおすすめです。
Contents
ジグサビキの仕掛け④ 砂浜編
針は中サイズ、メタルジグは30gほど
砂浜でジグサビキをする際には、海底にへばりつくように暮らしているひらめなどを狙います。そのため、深い場所を狙っていく必要があります。したがって、メタルジグは沈みやすい30gほどのものがおすすめです。針については、ひらめなどの大きさに合わせて中サイズのものを使いましょう。
ジグサビキの釣り方① リフトアンドフォール
リフトとフォールを繰り返す
ジグサビキでもっとも重要なポイントは、「リフトアンドフォール」と呼ばれる竿の動かし方です。いったん水底に沈めた仕掛けを、上方向に垂直に引き上げるアクションが「リフト」です。引き上げた仕掛けを、もう一度下方向に沈めるアクションが「フォール」です。このリフトとフォールを繰り返すのが、ジグサビキに不可欠な動かし方です。
魚は視界から出たり入ったりするものに興味を持つ
リフトアンドフォールのアクションは、魚の習性を利用したものです。というのも、魚は視界から外れたものに興味を持つ習性があります。また、上方向から視界に入ってくるものも、餌と勘違いする傾向があります。こうした習性を踏まえると、仕掛けを上下に動かすアクションは、魚に対してとてもよくアピールすることができるのです。
ジグサビキの釣り方② 小型の魚編
遠くに投げる必要はない
小さなサイズの魚は、岸からそれほど離れていない場所でも十分に釣ることができます。したがって、あえて遠くまで投げる必要はありません。遠くに投げると、それだけ投げる回数が減ってしまいます。それよりも近くに投げて、投げる回数を多くしたほうが釣れる確率が高まります。
ジグサビキの釣り方③ 青物(中型・大型)編
遠くに投げる必要がある
一方で、中くらいのサイズや大きなサイズの魚は、岸から離れた場所にいることが多いです。そのため、遠くに投げるほうが釣れやすくなります。遠くに投げるためには、硬く短めの竿や軽すぎないジグを選ぶことが大切です。
ジグサビキのタックル
竿① 小型魚を狙う場合
小型の魚を狙う場合は、先ほど説明したように、仕掛けを遠くまで投げる必要はありません。そのため、竿を選ぶ際に「遠投しやすいかどうか」をそこまで重視しなくてもよいでしょう。遠投するためには竿の硬さが重要になりますが、小型魚を狙う場合はある程度の硬さで大丈夫です。
小型魚を釣るためには、遠投できるかどうかよりも「手元で小回りが利くかどうか」のほうが重要です。したがって、短めの竿を選ぶとよいでしょう。ある程度の硬さがあって、短めの竿がベストです。
竿② 中型魚・大型魚を狙う場合
中型・大型魚を狙う場合は、仕掛けを遠くまで投げるほうが釣れやすくなります。したがって、竿を選ぶ際にも硬さが重要な要素となります。また、硬さだけでなく長さも重要です。短い竿だと、いくら硬くても弾力が出ないため、飛距離も出ないからです。
そこでこの場合には、硬く長い竿を選ぶとよいでしょう。長さについては、具体的には4m程度の長さがあると理想的です。中型魚・大型魚の場合はジグにある程度重さがあるため、竿の硬さもそれに合わせるとよいでしょう。
道糸① 小型魚を狙う場合
小型魚を狙う場合は、遠投をする必要はありません。そのため、道糸を選ぶ際には、遠くに投げやすいものでなくても構いません。遠くに投げやすいかどうかよりも、リフトアンドフォールの動かし方をしやすいかどうかのほうが大切です。
リフトアンドフォールの動かし方をするには、道糸が水中に沈みやすいことが必要です。そこで、フロロカーボン製の道糸を選ぶとよいでしょう。フロロカーボンは比重が水よりも高いので、水中に沈みやすいという特性を持っているのです。
道糸② 中型魚・大型魚を狙う場合
中型魚・大型魚を狙う場合には、仕掛けを遠くまで投げる必要があります。そのためには、細くて空気抵抗の少ないPEラインが向いています。ただ、フロロカーボンに比べると水になじみにくいので、そのぶんメタルジグを少し重いものにする必要があります。道糸についてはこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてください。
リール
リールについては、リフトアンドフォールの際に道糸を巻き取りやすいものを選ぶ必要があります。そのためには、スピニングリールが向いています。その中でも、とくに細やかな巻取りが可能になる、ギア比の高いリールを選ぶとよいでしょう。
奥の深いジグサビキをマスターしよう!
ジグサビキは、様々な種類の魚に対応できる釣り方です。それだけに、ターゲットによって仕掛けやタックルを使い分ける必要がある、奥の深い釣り方だといえるでしょう。今回の記事を参考にして、ぜひジグサビキマスターを目指してみてください。