鉛は、純度の高いものや、亜鉛やスズが入っているものもあります。削ったり、バリ取りをしたりする場合は、上の画像のようなものが良いでしょう。しかし、純度の高いものは、そうでないものより、柔らかくなります。価格はあまり変わりませんので、ご自分の使いやすい方を選んでみてください。
近頃のIHコンロでは、約250℃ぐらいまでしか温度が上がらないものもあります。鉛が溶けるのは320℃ぐらいなので、250℃までしか上がらないものは使えません。それに加えて鉛を溶かしていくと、有毒ガスが出る場合もありますので、場所を選ぶ必要があります。そんなとき、持ち運びに便利なカセットコンロが必要なのです。
鉛は有毒です。高温で溶かした場合、有毒ガスが発生して、吸い込んでしまう場合もありますので、念のために防毒マスクをつけるようにしてください。
シリコンで型をとるときに、鉛の注入口と空気穴をつくらなければなりません。その場合、彫刻刀で掘っていきます。そのほかには、細かいバリ取りの作業にも使います。彫刻刀セットを用意することが不可能な場合は、切り出し刀と丸刀だけでも用意してください。