鉛を溶かすときは、とても高温になるのでやけどに注意してください。軍手をつけて作業をするなど、やけど予防対策を行ってください。軍手をつけることのもう一つの利点は、皮膚から鉛が体内に、吸収されることを防ぐということです。
皮膚から体内に入ってしまった鉛は、まったく排出されることなく、体の中に残ってしまうのです。これは、健康面から見ても危険です。
メタルジグの型を流し込むときに注意すること②時間
流し込んで、そのまま時間が経過してしまうと、型の温度が高くなって、型が変形するので、鉛の色が変わったら取り出してください。だいたいの時間は1分程度です。ジグは大変熱いので、素手で触らないようにしてください。
メタルジグの型を流し込むときに注意すること③気化
鉛を高温で溶かしていくと、わずかですが鉛が気化して有毒ガスが発生することがあるので、吸い込んでしまうと危険です。充分注意をしてください。
メタルジグを自作する方法③アイをつくる
メタルジグの部品は、二つです。型をつくった、鉛を流し込む部分と、ステンレスの針金で出来た、アイの部分です。鉛を流し込むテストがうまくいったら、今度は、ステンレスの針金でアイを作ります。
用途にあわせて、硬質ステンレスを使っても良いでしょう。コスト削減のためにできるだけ、家にあるもので代用しましょう。
メタルジグのアイを簡単につくる
ラジオペンチとペンチ(プライヤーとワイヤーリングプライヤーなどでもよい)を使って、加工していきます。Uの字になるようにします。メタルジグの型に、アイをセットしたら、先程と逆のアイの一番上にあたるところに、マジックでしるしをつけます。
マジックでしるしをつけたところが、Uの字の一番底になるようにペンチで曲げていきます。
メタルジグのアイにおすすめのステンレス線
メタルジグのアイをつくるときのコツ
メタルジグのアイをつくるときのポイントは、まず長さをそろえなければなりません。そしてアイのサイズも統一するのです。ペンチと手を使って、思うようにできない場合は、市販のステンレスプレートを使います。
アイの端から端までの長さにボルトをとめます。これがアイの取り付け具になります。アイの大きさはボルト径です。これを使った、アイの作り方は、ワイヤーを必要な長さに切ったら、二つのボルトに重ね合わせた状態で、手を使って少しカーブさせ、ペンチなどで、かしめます。
アイをうまく仕上げるコツは、ステンレスワイヤーのアイになるところの、上と下をナットではさんでかしめることです。
メタルジグを自作する方法④ホログラムを貼る
メタルジグにホログラムを貼る作業が最終段階です。これが出来上がれば、ご自分で作成したメタルジグを使って、アジングなどはいかがでしょうか?
アジングに関連する記事はこちらです。
ここまできたら、作業もいよいよ大詰めです。ホログラムを貼って仕上げていきます。ホログラムをしっかりと、貼り付けることによって、魚が獲物と間違えて、食いついてくる確率が高くなるのです。
メタルジグにホログラムを貼る
ホログラムを鉛で作ったメタルジグに貼り、お好きなデザインで魚らしく目などを油性ペンで書きます。最後にコーティングの作業を行います。作業を簡単にするために、ウレタンコート剤の中にメタルジグを漬け込むやり方をします。
ウレタンコート剤をメタルジグに施していく作業よりも、やりやすいですし、仕上がりも上手にできるのでおすすめです。最後は、スプレー塗料などで塗装をしてください。