太刀魚を締めるときに必要な道具:クーラーボックス
処理が全て終わったら、適度に氷の入ったクーラーボックスに入れましょう。太刀魚は大きいもので150センチ近くになるので、できればサイズは大きめで、保冷力の高いものを用意しましょう。魚の他に釣り餌や飲み物も入れられるので、いつも持って行きましょう。
太刀魚を締める方法を知ろう|①ハサミで頭の上を切る
もっともよく知られている締め方
簡単で、もっともよく知られているのは、ハサミで、頭の上に数センチの切り込みを入れる方法です。臭みを出さずに締めるためには、頭を全て切り落とすのがおすすめです。頭の切り込みから、血抜きをすることで、匂いを出さずに持ち帰ることができます。釣れてすぐは暴れるので、十分注意しましょう。
ハサミで頭を切る手順
フィッシュグリップで頭を挟み、目の上にハサミで切り込みを入れます。頭をきちんとつかんでいれば、太刀魚はそれほど暴れません。この頭をはさむ作業を丁寧に行い、暴れなくなったのを確認してから、ハサミを入れます。夜など、特に暗い場所での作業には十分注意しましょう。
太刀魚を締める方法を知ろう|②血抜きをする
太刀魚の血抜きの方法
頭に切り込みを入れると、血が流れ出ます。その後すぐに、海水を入れたバケツの中に、切り込みを入れた部分をつけ、完全に血が抜けるまでしばらく放置します。夜釣りでは、周りが暗いので後片付けも大変です。なるべくバケツの中で処理することで、周りを汚さずに済むかもしれません。
血抜きによって太刀魚の生臭さが軽減
時間が立つと、魚の身は生臭さくなります。手間はかかりますが、釣り上げた流れですぐに締め、血抜きまですることで、鼻につくちょっとした臭みも軽減させることができます。生で食べようとする場合は、特にこの作業が重要です。また時間が立つと、皮に含まれる成分が、中毒を起こすこともあるので、鮮度を保つための血抜きは重要なのです。
太刀魚を締める方法を知ろう|③内臓を処理する
太刀魚の臭みをなくす内臓の処理
臭みをなくす方法として、血抜きの後は、ちょっと高度な手順になりますが、内臓を処理してみましょう。ただし、必要なところ以外を傷つけないためには、ハサミではなく、ナイフが必要になります。
手間もかかりますが、鮮魚の味や匂いにこだわる方はぜひお試しください。内臓まで抜けば、自宅でもかなり臭みのない状態で食べることができます。