海水がないと干からびて死んでしまいますが、だからといって水中では生きていけません。誤まって海に落ちてしまった場合、海面を少し泳ぐことは出来ますが、長距離は泳げません。水中に長い時間いると、そのまま溺れて死んでしまいます。
人には無害です
雑食ですので人間を噛むこともありますが、力は強くないので、チクっとした痛みを感じる程度。流血するほどではありませんし、毒もありませんので、噛まれた箇所が腫れることもありません。万が一腫れてしまった場合は、他に原因がある可能性もありますので、すぐに病院に行くようにしましょう。
ゴキブリよりはきれい?
不衛生な下水道を出入りしたり、ゴミを置き場を漁っているゴキブリの体の表面には、様々な細菌が付着していることが考えられます。対して海沿いに生息しているフナムシでは、塩分に弱い細菌は繁殖することが出来ません。体の表面に付く細菌は少ないでしょう。
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フナムシは食べられるのか
エビやカニの仲間ということは、同じように焼いたり茹でたり、美味しく食べることは可能なのでしょうか?驚くことにゴキブリには食用のものもいるようですが、果たしてフナムシはどうなのでしょう。もし食べられるならば、その味はどういった味がするのでしょうか…?
食べることは可能!
結論から言うと、食べることは出来ます!毒もなく寄生虫などもいないため、最低限加熱すれば食中毒などの危険はありません。しかし、見た目が少しグロテスクな部分もあり、食べるのには少し勇気が要るかもしれませんね。そして味に関しても、見た目を裏切らない独特な風味があるようです。
フナムシの味を紹介
食べても害は無いものの、その味は非常にまずいそうです。苦みが強く、磯臭さを凝縮したような、腐敗臭に似た風味があるとのこと。食感もシャリシャリとする感じで、あまりいい食感でもない様子。ゲテモノ好きな方ではないと、少しハードルが高そうですね…。
フナムシを食べる時の注意点
その独特な風味は、ハラワタから来ているようです。雑食ということで何でも食べていますので、この色々な食物が詰まったハラワタの処理をしっかりしないと、口の中いっぱいに苦みと磯臭さが広がってしまいます。調理する際は、まず下処理を忘れないように注意が必要です。
食べるなら下ごしらえが肝心
数日エサをやらずに水の中に置いておき、フン抜きをします。しかし、そのまま生かし続けるのは難易度が高いことではありますので、出来ればで大丈夫です。調理前には、酒に漬けて臭みを消します。そして、お腹に包丁を入れてハラワタを取り出します。尾脚を引っ張るとキレイに取れます。
フナムシ料理を紹介
どんなに苦くても磯臭くても、まずは試食してみたいというガッツのある方へ、フナムシ料理をご紹介します。調理方法は至ってシンプルなものばかり。海辺でキャンプをする時などに、すぐに実践することが出来ますので、機会があればお試しください。
揚げる
まずはから揚げ。素揚げしたものに塩を振って、フナムシ本来の風味をシンプルに味わえます。衣を付けて揚げても、サクッと揚がっていいですね。衣に調味料を混ぜておけば、臭みを消すことも出来そうです。高温でカラッとあげるのがコツです。