第3の予言について、その真相を巡る議論は尽きませんが、一方で「実は三つ目は無かったんじゃないか」と考える人たちもいます。その人たちの考えをご紹介します。
公表されたのは嘘の内容?
予言の存在自体を否定する根拠は聖書の「ヨハネへの啓示」にあります。この「ヨハネへの啓示」は聖者ヨハネが幻の中に見た、訪れるであろう恐怖について書かれています。そこには「3つの汚れた霊感の表現が(中略)偽預言者の口から出るのを見た」という一節があります。これこそがファティマ村の予言騒動であるというのです。
真実を知るものはもういない
実際に予言自体の中身を知る人は誰もいません。ルシアは2005年に亡くなっており、証言を取ることもできません。ヴィレガス氏の予言は外れ、今となっては三人の子どもたちの「ファティマの予言には三つ目がある」という証言だけが残っている状況なのです。
第3の予言は存在すらしていないのか
バチカンが発表した教皇暗殺計画が本当に第3の予言なのかどうか、それはバチカンしか知りませんし、バチカンはすでに三つ目は開示しているとして、この問題から手を引いているのです。もはや確かめるすべはなく、バチカンが再開示するのを待つほかないのです。
ファティマの予言にまつわる3つのキーワード
ファティマの予言は謎も多く、当時の関係者で存命の人もいませんし、バチカンは口を閉じたままです。ですが、明らかになっている情報を駆使して、色々な角度からその謎の解明が試みられています。そこで重要になるのが以下のキーワードです。