世界最大級の人食いワニ!イリエワニの生態や天敵に迫る!日本軍とも関係があった?

しかし、最も有力な見方は体温を下げるために口を開けて放熱しているというものです。イリエワニの動きを観察すると、日中の最も日差しが強い時間帯に口を開けていることが多いと言われており、体の各部位を適度な温度に保つ目的があるようです。浸水による体温調節以外に、体温を細かく調節できる仕組みが備わっています。

真夏には見られない?

冬場にはあまりこのような行動は見られませんが、それは外気温がそもそも低いから、と言えます。しかし、意外にも真夏にもあまり見られません。これは詳しくは解明されていないようです。イリエワニが口を開けているシーンを観察できることはそう多くなさそうですので、チャンスがあれば口の中を覗いてみるのもいいかしれません。

イリエワニに会える動物園はどこ?

ここでは、いよいよイリエワニに会える動物園をご紹介します。ここでご紹介する通り、日本にいながらもイリエワニの姿を観察することは可能なのです。ぜひ、一度足を運んで、生のイリエワニを見てください。

上野動物園

上野動物園は東京都にある動物園であり、パンダなどでも有名な動物園です。都心でもイリエワニの姿を見ることが可能なのです。関東近郊では最も行きやすい動物園です。イリエワニは、上野動物園の中の「両生爬虫類館」のなかで見ることが出来ます。ちょっとした休みや週末を利用して、気軽に行けるのが魅力です。

熱川バナナワニ園

静岡県伊豆にある熱川バナナワニ園も訪れてみる価値がある動物園です。ワニの種類は世界一の17種類で、約150頭近くが飼育されています。イリエワニは本動物園のワニ園で飼育されているほか、その他の種類もいるので、その大きさを身近で比較できます。レッサーパンダなどの珍しい動物も飼われており、色々と楽しめるスポットです。

愛媛県立とべ動物園

本動物園は愛媛県にある県立の動物園であり、敷地面積も広く(11.2ヘクタール)、パノラマ展示に力を入れている動物園です。イリエワニは両生類や爬虫類が集中的に展示されている「スネークハウス」と呼ばれる展示コーナーにいます。飼育されている動物の数も西日本では有数の規模を誇っています。

別府鬼山ワニ地獄

別府鬼山ワニ地獄とは、別府温泉に存在する温泉の一つです。地獄と名のついた温泉が観光コースとして沢山存在していますが、別府鬼山ワニ地獄もその一つになります。温泉熱を利用したワニの飼育が行われ、イリエワニなど約70頭が飼育されています。温泉に行ったついでに、ワニ地獄も覗いてみる方も楽しみの一つではないでしょうか。

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