マッドサイエンティストの意味は?実在した人物15人や映画キャラなどをご紹介!

ここでは、そんなアニメ・漫画の魅力的なマッドサイエンティストキャラを一部ご紹介したいと思います。興味を持っていただけた方は是非原作を読んでみることをお勧めします。漫画作品が多いですがアニメ化しているものも多いので本を読むのが苦手な方でも安心です。

天馬博士(鉄腕アトム)

『鉄腕アトム』全21巻+別巻2巻セット(化粧箱入り)SUNDAY COMICS

Amazonで見る

めちゃくちゃ有名ですね。手塚治虫作品で知る人ぞ知る鉄腕アトムの主人公、アトムの生みの親で、人と同等の感情を持つロボットを創るという禁忌を犯してしまった科学者です。息子を事故で亡くした悲しみからアトムを創り上げますが、やはり本物の息子とは違うということを再確認してしまいアトムを棄ててしまうという悲しいキャラです。

アトムはアニメとしては3期に渡りリメイク放送されており、天馬博士もその中で若干性格や言動が変わります。中でも、第3期の彼はマッドっぷりに拍車がかかっておりなんとロボットの神になろうとしています。しかしそこは手塚治虫作品。ただのマッドで終わらせない感動の展開となっております。

則巻千兵衛(Dr.スランプ)

Dr.スランプ 文庫版 コミック 全9巻完結セット (集英社文庫―コミック版)

Amazonで見る

こちらも有名どころ、鳥山明氏の作品のキャラクターです。彼はまさに癒し系マッドサイエンティスト 代表というにふさわしいのではないでしょうか。アトム同様に人と同様の感情を持つロボットをノリで作ってしまったり時間を超える道具すら発明したりとその天才っぷりは凄まじいレベルです。

ですがその天才的な頭脳がパンツを除くためや女性の裸を見るために使われるなど正に天才の無駄遣いといった子供っぽい面も目立つ他アラレちゃん共々非常に心優しく器の大きさを感じる部分も見られるという一般的なマッドサイエンティストのイメージからは少し外れますがとても魅力的なキャラクターと言えるでしょう。

シーザー・クラウン(ONEPIECE)

ワンピース ONE PIECE コミック 1-92巻セット

Amazonで見る

大人気コミックの割と新しいキャラクターです。気体を操る能力者かつガスを使った兵器を作ることを得意とするマッドサイエンティストキャラ。元々は政府で働く科学者であったが大量殺戮兵器を作ったことで解雇されますが別の組織に拾われ人体実験をしつつ兵器開発を続けていたというとんでもないやつ。

ONEPIECE作品全体で見てもこのキャラほどのヤバさはなかなかいないです。主人公・ルフィらと対峙するときも絶好の兵器の実験・RPの場と考え各地に兵器使用の様子の中継を試みる等自己顕示欲も強いという非常に悪の科学者らしいキャラクターです。

涅マユリ(BLEACH)

BLEACH ブリーチ コミック 全74巻 完結セット

Amazonで見る

こちらも少年ジャンプ出身のキャラクター。人間爆弾を作ったり戦った敵に様々な薬を投与して戦いつつ人体実験をしたりとても強いキャラなのだが残忍で不気味。完璧であることを停滞と考え嫌っており好奇心と探求心が非常に強く完璧を好み目指す研究者とは少し違う思想を持っており、その姿勢が彼を人気キャラたらしめるのかもしれません。

作中、同じマッドサイエンティストキャラ・ザエルアポロとの戦闘は思想や発明品のぶつかり合いで非常に見ごたえのあるものとなっております。研究の仕方や思想からどうしてもマッド感は拭えませんが純粋に未知のものや出来事に対する姿勢はかなり科学者として根本的なものを持ち続けているある意味稀有なキャラと言えます。

ショウ・タッカー(鋼の錬金術師)

鋼の錬金術師 完全版 コミック 全18巻 完結セット (ガンガンコミックスデラックス)

Amazonで見る

アニメの他実写映画にもなったほどの人気作品からのキャラクター。有名な「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」は彼のセリフ。合成獣・キメラの研究をしており、その権威とも呼ばれるほどの人物ですがその陰には人体実験による犠牲があったという。

そして彼は実験に自分の娘とその愛犬を使いキメラを作り出すという人とは思えない行為をしでかし主人公らと読者らに大きなトラウマを植え付けました。実写映画になった際はその入場特典として配布された冊子の中にも彼が登場しており出番は多くないながらも主人公・読者両方に大きな影響を与えたキャラクターとなっています。

小説のマッドサイエンティストのキャラとは?

jarmoluk / Pixabay

小説の題材としても彼らは多く取り入れられております。漫画に比べると読むのが大変ですし頭が痛くなってしまう方もいるかもしれませんが、小説は漫画作品や映画よりもより深い心理描写がされており彼らの心を感じるには最も適した媒体ではないかと思います。是非おいしいコーヒーや紅茶を用意してゆっくり読んでいただきたいものです。

フランケンシュタイン博士(フランケンシュタイン)

メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』 2015年2月 (100分 de 名著)

Amazonで見る

こちらは映画化もされている世界有数のゴシックホラー小説です。世界初のSF小説としても評価されています。自身の理想やエゴで創った存在を捨てるあたりはアトムと共通しており手塚治虫先生はここからアトムの題材を得たのかもしれません。

さらにこの作品の面白いところは、博士自身の言葉ではなく博士の話を聞いた若者が家族に向けてその奇妙な話を手紙で伝えるような形で書かれているため、小説内の心情が手紙を書く若者の解釈を通して表現されているということです。若者の手紙の中から、博士の本当の心情を考察するのもまた楽しい一度で二度三度楽しめる作品となっています。

ジェームズ・モリアーティ教授(シャーロックホームズシリーズ)

完訳版 シャーロック・ホームズ全集 全14巻

Amazonで見る

犯罪界のナポレオンという称号はあまりに有名なのではないでしょうか。自身は決して手を汚さず言葉巧みに人を操るその手口は人間の心理を知り尽くしているようでフィクションの人物にも関わらず恐ろしさを感じてしまいます。数学教授ということですが心理学にも精通していたのでは?と思ってしまうほどです。

私の望みは、武器と包帯を供給することだけというセリフがありますが、その言葉が教授の犯罪に対する意識全てを物語っているように思えます。もしかしたら彼は、自身の仮説の数式を実証するために人に武器と包帯と渡し観察・実験・次の仮説の立案をしていたのではと考えると、また違った見方が出来て面白いです。

NEXT ハンニバル・レクター博士(レッドドラゴン)