「ねこはどこにでもいるねこはいます。そこにねこはいますのに、ざいだんのひとはねこをつかまえません。ねこはそこにいます。ねこはどこにでもいます。」これが公表されているメッセージですが意味深なような、意味はとくにないような不思議な言葉です。何を示唆しているのかは”ねこ”にしかわからないのでしょう。
ツイッターに「ねこです」のアカウントも
こちらは”ねこ”が更新しているツイッターのアカウント(@SCP040jp1)になります。2015年5月に登録したアカウントのようなのでなかなかのヘビーユーザーなのでしょうか。不定期に更新されているツイートは基本的にひらがなを使用しており、独白メッセージと同じような無機質な雰囲気を醸し出しています。
「ねこです」は特徴的なビジュアルが人気
もともとSCPの都市伝説から現れたものですが、この話の人気の理由はその不可思議な内容のためだけではありません。この独特のねこイラストで人気に火がついたと言ってもいいのではないでしょうか。お次はこのイラストについて少しご紹介します。
けわしい目
このねこの一番の特徴と言えるのが、なんといってもこのけわしい目でしょう。感情が乏しそうな人間のようなこの目は、普段目にするような可愛らしい猫のキャラクターとはまったくの別物で、シュールな雰囲気も持ち合わせています。
二次創作も人気
この特徴的な見た目から二次創作に利用する人も多くいます。無機質な表情をうまく使いこなした動画や創作イラストが人気で、この動画内でもねこがこっちを真っ直ぐに見つめたままひたすらに体を揺らして踊っています。なんとも言えない不可解さがありますよね。
二次創作投稿サイトのPixivやツイッターなどのSNSでも個人が作ったイラストやショートストーリーなども多く投稿されています。見ているうちにあなたもどんどん”ねこ”の視線から目が離せなくなるかもしれません。
LINEスタンプにも登場
こういったイラストから人気を得ると展開されるのがLINEスタンプではないでしょうか。こちらのスタンプではけわしい目つきのねこももちろんいますが、中には少し表情のあるものであったり、感情の表れたものもあります。一言文字付きのスタンプなので、ちょっと不気味さはありますが使い勝手が良さそうです。
内閣府のチラシに「ねこです」登場して話題に
これまでネット上で徐々に人気の広がりを見せていた”ねこ”ですが、ある年ついに政治界隈でもその存在を匂わせるものがでてきました。もともと「ねこです」について知っていた人たちは驚き当時ネット掲示板では話題となっていました。
29年度版のネチケット喚起のキャンペーン
SCP財団という架空の組織団体の中からはじまった”ねこ”は、その汎用性の高さのせいかSCPの世界だけでは留まらず現実社会への浸透が凄まじく、内閣府が制作・配布した29年度版のネチケット喚起用のチラシにまでこのネタが登場しています。イラストは可愛らしいものに差し替えられています。
「ねこです」が「よろしくおねがいします」と発言しているイラスト
このチラシの中に描かれているLINEを再現したイラストではいくつかの動物名のアカウントが使われているが、その中には「ねこです」という名前のユーザーがいます。他の動物は「かえるくん」「ひよこ」といったユーザー名にもかかわらず、「ねこです」。
しかもそのねこのリプライには「よろしくおねがいします」と書かれていることから、このチラシに登場する”ねこ”とはこれまでに説明してきた”ねこ”と同一キャラなのではと言われています。なぜ内閣府が”ねこ”を使用したのかは定かではありませんが、もしかすると制作者は小屋井戸でこのねこを見てしまったのかもしれませんね。
「ねこです」が民家で発見された?
知る人ぞ知る、変わりネタが好きな人たちの間ではすでに人気を博していた”ねこ”ですが、最近になってその知名度をさらに上げることになったきっかけがあります。それは民家で”ねこ”が見つかったという内容のツイートからでした。