又野誠治はなぜ自殺してしまったのか?松田優作や稲川淳二との関係は?

高身長で筋肉の付き方も美しく、アクションをこなせる俳優であったことから、女性ファンからの人気も高かったようです。現に、40歳代にして18歳も年下の女性と結婚することができたのはその恵まれた体格によるものも大きいでしょう。

体格を生かした役をこなしていた

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その恵まれた体格を生かして、「太陽にほえろ」のような人気のドラマに出演することができたのですね。その後の出演作も、その体格を生かしたアクションものが多かったようです。その頃のアクション俳優たちは今でも人気がある俳優が多いです。

若い頃は少年院に収容されるほどの問題児だったようですが、俳優になることでうまく更生したと言えるでしょう。生まれつき体格には恵まれていたようなので、仕事として自分の長所を生かすものを見つけることができたのはさすがと言えます。

又野誠治が出演している2003年公開の映画は?

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彼は2004年に自らの命をその手で絶ってしまいましたが、その原因は俳優としての仕事がうまくいかなかったからだと言われています。しかし、自殺する前年に公開された映画にはいくつか出演していたのです。

自殺の前年に公開された映画があった

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又野誠治が出演している映画は、自殺した年である2004年の前年にあたる、2003年公開のものがいくつかあります。「新・極道三国志 首都攻防篇」や、「GUN CRAZY Episode4 用心棒の鎮魂歌(レクイエム)」といったものがあります。

「新・極道三国志 首都攻防篇」はその名の通り極道ものであり、「GUN CRAZY Episode4 用心棒の鎮魂歌(レクイエム)」は、タイトルからも想像できるようにアクションものです。これを見ると、自殺する前数年のうちに、全く仕事がなくなってしまっていたということではなさそうです。

脇役としての仕事はあった

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俳優としての経歴の終盤においても、やはり極道もの、アクションものなど、鍛え抜かれた肉体が生かされる映画に出演していたようです。主演とまではいかないまでも、脇役としての仕事は、仕事を選ばなければある程度はあったのではないでしょうか。細々とでも仕事を続けていればブレイクするチャンスはあったはずです。

往年のアクション俳優が現在においても活躍している例は枚挙にいとまがありません。かつてはその肉体美や運動神経を売りにしてかつやくしていたとしても、年を経るとともに落ち着き、ギャップを生かした役柄に挑戦している俳優たちもいます。彼もそのような流れにうまく乗ることさえできれば、今でも人気の俳優であったかもしれません。

又野誠治は生きていればブレイクしていたかもしれない

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彼は2004年に43歳で早すぎる死を遂げてしまいました。事務所も、又野誠治の丁寧な役作りを評価していたといいます。松田優作からも激励を受けていたこともあり、自殺という道を自ら選ばずに地道に頑張っていたら、今頃は名脇役といわれていたかもしれず、早すぎる死が悔やまれます。

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