かわいいクサフグの飼育方法は? 食べる際には毒に気を付けて!!

釣り人からはあまり良い印象を受けていないクサフグですが、そのつるりとしたかわいらしい姿と、怒るとぱんぱんに膨らむ習性、羽をパタパタと羽ばたかせるように泳ぐ様子から愛好家も多く、飼育用として流通することもあります。しかしながら、クサフグは非常に世話が難しく、初心者が手を出すと苦労することも多いようです。クサフグは細菌などから身を守る鱗を持っていません。そのため、細菌や環境の変化に弱く、水槽の水の取り換えやバクテリアの繁殖などには他の魚よりも注意をする必要があります。他の魚なら問題なく生活できる環境であっても、クサフグにとってはストレスを感じやすい環境という場合もありますので、魚の飼育を何度か経験している方が手を出すべきだといえるでしょう。

クサフグを飼うための環境とは?

水を清潔にすることでほとんどの病気を予防することができるので、クサフグを飼うときには、水を汚さないことを特に意識するようにしましょう。また、クサフグは非常に警戒心が強くて、デリケートな魚ですので、砂を水槽の底に敷いたり、水槽には基本的に一匹だけで飼う様にしたりと、クサフグがストレスを感じないような環境を用意するのがよいでしょう。クサフグは、清潔で細菌が繁殖していない水と、ある程度隠れることが出来る砂場などがある場所を好みます。水温は25℃前後、塩分濃度は1.016よりもやや上くらいを保てるよう管理しましょう。

エサを与える頻度や水替えの回数は?

クサフグは、警戒心の強い魚ですので、毎日エサを与えるよりも日を空けてたっぷりとエサをあげる方が効果的です。3日か4日に一度お腹いっぱいになるくらいエサをあげるようにしましょう。また、エサの量は個体差があるので、少しずつ与えて、食べなくなったところであげるのを止めるなどして、様子を見ながら与えるようにしましょう。食べきれない量のエサをあげると、水中環境を悪くすることにもつながります。水替えは月に2回行いましょう。水を替える際には、水槽の3分の1程度の水を交換します。近くに海があるという方は、人工海水を調製するよりも、海水を海から直接くんできて交換するほうが良いです。ただし、天然の海水は細菌が繁殖していることが多いため、光が入らない様に気を付けて保存し、紫外線ライトで殺菌して、ろ過した後に使用するようにしましょう。

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